最新機種は10万円を超す人気のiPhone、利用するなら通信量だけでも安くおさえたいですよね。
通信料を安くするための方法として、格安SIMに乗り換えるという手があります。
一般的に「手続きや移行作業などが難しそう」「通信が遅くなったりメールアドレスが変わったり、乗り換えたあとに後悔しそう」とマイナスのイメージが強い格安SIMですが、実際の使用感はどうなのか当サイトでは格安SIMの利用者722人に利用実態の調査を実施しました。
その結果、格安SIM・格安SIMプランを利用している人の約50%は乗り換えたことに後悔してないと答えており、実際に利用してみるとメリットを感じる人のほうが多く世間のイメージよりも乗り換えを後悔している人は少ないといえるのではないでしょうか。
この記事では、調査をもとにした満足度の高い格安SIMをランキング形式で紹介するほか、iPhoneで格安SIMを乗り換えるときに事前にチェックしておきたいこと・注意点などをまとめました。
先に格安SIMを詳しく知りたい方は「iPhoneが使えるおすすめの格安SIM」の項目から目を通してくださいね。
調査概要
- 調査実施会社:トレンダーズ株式会社
- 実施期間:2022年3月9日~2022年3月10日
- 調査対象:格安SIM・格安SIMプランを利用している20代以上の男女
- 有効回答数:722人
- 調査方法:インターネット調査(Surveroidを利用)
iPhoneで格安SIMを検討している方は参考にしてくださいね!
目次
iPhoneが使えるおすすめの格安SIM11選
編集部がおすすめする格安SIMを10社紹介していきます。
選び方を参考に、あなたに合っていそうなサービスを見つけてみてくださいね。
おすすめ格安SIMの比較表
格安SIM | 料金プラン | 新規契約手数料 | 回線 | 実店舗 |
---|---|---|---|---|
3GB:1,628円 | 3,300円 | au | あり |
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3GB:2,178円 | 3,300円 | ソフトバンク | あり |
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2GB:410円 | 2,200円 | au | あり |
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500MB:550円 | 3,300円 | docomo | docomoショップで受付 |
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5GB:1,070円 | 3,300円 | docomo | ヤマダデンキで受付 |
|
データ無制限:1,100円 | 3,300円 | docomo | docomoショップで受付 |
|
3GB:980円 | 0円 | docomo | あり |
|
1GB:1,298円 | 3,300円 | au | あり |
|
基本料金0円 | 0円 | au | なし |
|
20GB:2,970円 | 0円 | docomo | なし |
|
3GB:1,078円 | 0円 | 楽天回線( | あり |
ここで紹介する月額料金は、最も多くの人が契約している月のデータ容量「3GB」(※)での料金を記載しています。(※当サイト実施のインターネット調査による)
おすすめ1.au回線の安定した通信速度が魅力!UQモバイル
UQモバイルの特長
- 全国2,700店舗のauショップ、提携店で契約可能!実店舗でサポートが受けられる
- au電気やauひかりとの併用でセット割がお得!適用で10回線まで3GB 990円
- 格安SIM・格安スマホの中でも随一の安定した通信速度で快適
- いまならデータ増量プラン(550円/月)が7か月無料!
UQモバイルはauのサブブランドで、通信速度が安定して速いことで有名です。
ワイモバイル同様、大手キャリアのサブブランドのため実店舗も多く回線も安定しており、現在auユーザーの方にとくにおすすめの格安SIMといえるでしょう。
いまなら月額550円のデータ増量プランが7か月無料!
3GBプランの料金で5GBまで利用できるお得なキャンペーンも要チェックです。
月額(税込) | くりこしプランS+5G
1,628円 |
かけ放題プラン | 国内通話かけ放題 1,990円
国内通話10分かけ放題 880円 国内通話60分まで定額 550円 |
使用回線 | au |
回線速度 | 節約モードで1Mbps
(くりこしプランMの場合) |
実店舗の有無 | 有り
(47都道府県すべて) |
おすすめ2.窓口は全国に約4,000店舗!ワイモバイル(Y!mobile)
ワイモバイルの特長
- 全国約4,000のSoftbank提携店で契約可能
- 家族割りがお得!適用で2回線目から3GB990円
- 自社の回線を利用しているため、通信速度も安定している
- データ増量オプションが1年間無料のキャンペーン実施中
CMでもおなじみのY!mobile(ワイモバイル)は、当サイトの利用者数調査でも2位になるほど知名度もあり人気のサービスです
Softbankのサブブランドということで、一般的な格安SIMサービスと違いほかの通信会社から回線を借りているのではなく自社の回線のため、通信速度も回線状況も安定しています。
「格安SIMに乗り換えると通信速度が遅くならないか心配」という方は、こういった大手キャリアのサブブランドを検討してみるのもおすすめですよ。
また、取り扱い店が全国に約4,000店舗もあることから、オンラインでの申し込みに不安がある方でも店員さんに相談しながら契約することができるでしょう。
月額(税込) | シンプルS 2,178円 |
かけ放題プラン | 時間・回数制限なし 1,870円 10分以内かけ放題 770円 |
使用回線 | Softbank |
回線速度 | 下り最大428~838Mbps
(主要都市の一部エリア) |
実店舗の有無 | 有り
(47都道府県すべて) |
おすすめ3.速さも安さも業界トップクラスIIJmio
IIJmioの特長
- 何といっても業界トップレベルの料金の安さが魅力
- 外部調査で顧客満足度1位を獲得するなどサービスの質の高さも定評あり
- 今なら初期費用が半額のキャンペーン実施中!
IIJmioは株式会社インターネットイニシアティブが提供する格安SIMサービスです。
音声SIMつきの2GBプランが税込み850円と料金の安い格安SIMの中でも業界トップレベルの低価格ですが、2021年の顧客満足度で1位を獲得するなどサービスの質も高いことで有名です。
現在品切れ中ではありますが(※2022年8月)iPhone13mini [128GB]、iPhoneSE(第3世代)も販売開始と、iPhoneユーザーも注目のサービスといえるでしょう。
「安さも追求したいけど、品質も重視したい!」という方にいすすめのサービスでしょう。
月額(税込) | 2GB:850円 4GB:990円(音声SIMつき) |
かけ放題プラン | 通話定額5分+ 90円
通話定額10分+ 290円 かけ放題+ 990円 (キャンペーン価格。3か月間410円割引) |
使用回線 | au、docomo |
回線速度 | 非公開 |
実店舗の有無 | 有り
(全国のビックカメラで受付) |
おすすめ4.docomo回線での通信速度No.1! OCN モバイル ONE
OCN モバイル ONEの特長
- docomo回線での品質調査で3期連続総合1位を受賞
- 全国のドコモショップで申込・契約が可能!
- 一か月に1度データ容量コースの変更ができるため、毎月ぴったりのプランが選べる
- 1GB未満の超低容量プラン0.5GB(550円/月)も人気
OCN モバイル ONEはNTTコミュニケーションズが提供するサービスで、全国のドコモショップで申込・契約をすることができます。
iPhone12など豊富にiPhoneの機種を取り揃えており中古iPhoneは1円からでも購入可能と、購入できるiPhoneの選択肢が広いのもiPhoneユーザーにとってはうれしい特長です。
docomo回線の格安SIM内ではトップともいえる品質ですので、docomoユーザーにとっては乗り換えやすく一番おすすめの格安SIMサービスといえるでしょう。
月額(税込) | 音声対応 990円
データ通信専用 858円 |
かけ放題プラン | 10分かけ放題 935円
トップ3かけ放題 935円 完全かけ放題 1,430円 |
使用回線 | docomo |
回線速度 | 最大262.5Mbps
(一部エリア) |
実店舗の有無 | docomoショップで受付 |
おすすめ5.あまったギガは永久繰り越し可能!y.u mobile(ワイユーモバイル)
y.u mobileの特長
- 業界初!あまったギガ(データ容量)は永久繰り越しできる(※上限100GBまで)
- 音声通話SIMが5GB 1,070円/月と業界トップレベルの低価格
- 10GBプランなら動画配信サービス「U-NEXT」が見放題!
- 全国のヤマダデンキで申込でき、店舗サポートも充実
y.u mobileは業界トップレベルの低価格で注目を集めるサービスです。
一番の特長はギガを永久に繰り越しできる点。
一般的に翌月までに使い切らなければ消失することが多い「データ繰り越しサービス」ですが、y.u mobileでは期限なしでギガがストックできるので無駄がありません。(※上限100GBまで)
また、音声通話SIMの契約であればクリーニング・抗菌がほどこされ電池交換されたリユースiPhoneを購入することができるサービスもあり、お得な価格でiPhoneを手に入れることができるでしょう。
「月額料を安くおさえたい!」「iPhoneをお手ごろ価格で手に入れたい!」という方におすすめの格安SIMです。
月額(税込) | シングル5GB 1,070円 |
かけ放題プラン | 10分かけ放題 550円 無制限かけ放題 1,400円 |
使用回線 | docomo |
回線速度 | 空いている時間帯 100Mbps
混んでいる時間帯 30Mbps |
実店舗の有無 | 有り
(ヤマダデンキ) |
おすすめ6.月1,100円で動画以外はデータ無制限!トーンモバイル
トーンモバイルの特長
- 料金プランは1,100円/月でデータ無制限(動画視聴は1GBまで)の1プランのみ
- 独自のしくみ「TONEファミリー」でお子さまのスマホトラブルを未然に防ぐ
- iPhoneは全国のドコモショップで申込み・契約が可能
トーンモバイルはデータ無制限(※動画視聴は1GBまで)で月額1,100円という、お得な1プランのみのシンプルな格安SIMです。
330円/1GBのチケットを購入することでデータ使用量を追加できるという、そのときに使用したい分だけ自分で使用料が選べる仕組みとなっており無駄な料金が発生しません。
一番の特長はオプションの「TONEファミリー」で、加入することで家族内での位置情報の共有やお子さんのスマホの利用時間制限、端末の遠隔操作などの機能が利用できるようになります。
スマホ利用で起こりうる様々なリスクを未然に防ぐことができるため、お子さんの初めてのスマホにピッタリといえるでしょう。
またトーンモバイルでiPhoneを使用する場合はドコモショップで対面での申込みも可能なため、オンラインでの申込みやサポートに不安を感じる方にもおすすめです。
月額(税込) | データ無制限:1,100円
(※動画は1GBまで) |
かけ放題プラン | 音声通話かけ放題オプション:770円
(5分以内の国内通話かけ放題) TONE IP電話かけ放題オプション:550円 (TONE IP電話での10分以内の国内通話がかけ放題) |
使用回線 | docomo |
回線速度 | 非公開 |
実店舗の有無 | 有り
(ドコモショップ、カメラのキタムラで対応) |
店頭契約限定!動画チケット 10GB増量クーポン
トーンモバイルでは来店での契約に限り、動画チケットが10GB獲得できます。
上記の画像の「クーポンを発行する」タップすると英字1文字+数字6桁の文字列(コード)が表示されますので、ドコモショップへ契約の申し込みの際に提示してください。
こちらのクーポンは店舗での契約限定ですので、店頭での申込みを検討している方はぜひ利用してください。
※トーンモバイルはドコモショップのほかカメラのキタムラでも契約が可能ですが、iPhoneでの契約はドコモショップでしかできませんので注意しましょう。
おすすめ7.利用者の9割以上が通信速度に満足!LIBMO(リブモ)
LIBMOの特長
- なんといっても圧倒的低価格がメリット!
- 通話プランが豊富で、電話をメインに使う方向けのプランもあり。
- 台数限定ではあるもののiPhoneSE(第2世代)本体の販売もしている
LIBMO(リブモ)は、株式会社TOKAIコミュニケーションズが提供する格安SIMサービスです。
低価格が売りで、サブブランドや格安ブランドに比べれば月額は安価ではありますが、実店舗が静岡県にしかなくサポートはオンラインにて受けることが多くなるでしょう。
またiPhoneではありませんが1円で購入できる端末などもあり、安さで選ぶのであればおすすめのサービスです。
格安SIMのなかでも珍しく通話のプランが豊富で、中には音声通話をメインとして利用する方向けのプランがありデータ容量は500MBで国内通話かけ放題の場合1,980円で利用できます。
月額(税込) | 音声通話 980円
データ通信専用 858円 |
かけ放題プラン | 5分かけ放題 1,100円 10分かけ放題 1,320円 かけ放題マックス 1,980円 |
使用回線 | docomo |
回線速度 | 非公開 |
実店舗の有無 | 有り
(すべて静岡県内) |
おすすめ8.オリコン顧客満足度1位!お試しの利用も可能なmineo(マイネオ)
mineoの特長
- 2021年オリコン顧客満足度で1位を獲得!満足度の高いサービス
- 大手キャリア3社の回線が利用できるトリプルキャリアだから、対応範囲も広く乗り換えもカンタン
- 通信速度で選べる料金プランがあり、速度を優先したい人にもピッタリ
- 契約解除料無料のお試しコースがあるから、実際に使ってから本契約するかを決められる
mineo(マイネオ)は関西電力グループの株式会社オプテージが提供する格安SIMサービスです。
特長は通信速度で料金が選べるところ。何よりも通信速度を優先したい!という方にうれしいプランでしょう。
また「mineoプチ体験」というお試しコースが用意されており、1,100円(音声通話+データ通信タイプ)+契約手数料550円で実際にmineoの格安SIMをお試しで利用することができます。
実際につながりやすいのかどうか、速度は快適かなどを確かめてから契約できるので、満足度の高いサービスです。
月額(税込) | 音声通話+データ通信(1GB) 1,298円
データ通信のみ(1GB)880円 |
かけ放題プラン | 10分かけ放題 550円 時間無制限かけ放題 1,210円 |
使用回線 | au SoftBank docomo |
回線速度 | 速度で選べるプランあり
最大1.5Mbps 990円 最大3Mbps 2,200円 |
実店舗の有無 | 有り
(販売店・mineoショップなど すべてで216店舗) |
おすすめ9.基本料金0円で使いたい分だけトッピング!povo(ポボ)2.0
povo2.0の特長
- 基本料金は0円でデータ容量や通話を「トッピング」していくことで月額が決まる
- 何をトッピングするかはユーザーの自由!自分でイチからプランを作ることができる
- 最大150GBのプラン(12,980円/月)があり、たっぷり使える
auのオンライン申込限定の料金プラン「povo(ポボ)」は、基本料金0円(国内通話22円/30秒、国内SMS送信3.3円/通)です。
データ追加1GB(7日間)390円や、5分以内かけ放題550円などを「トッピング」することで、自分にぴったりのプランを自分で作ることができます。
- データトッピングの一覧
(画像:povo公式サイト)
auユーザーであれば乗り換えは簡単ですので、注目すべきサービスといえるでしょう。
月額(税込) | 基本料金0円 |
かけ放題プラン | 5分以内かけ放題 550円 かけ放題1,650円 |
使用回線 | au |
回線速度 | 有料トッピングなしの場合
最大128kbps |
実店舗の有無 | なし |
おすすめ10.料金プランのシンプルさが魅力!ahamo
ahamoの特長
- 料金プランは20GBで2,970円の一つ!わずらわしい条件も一切なしでシンプルだから悩みなし
- 事務手数料、端末・SIMカードの送料0円だから申込しやすい
- 最新機種iPhone14も購入できる
- ahamo大盛り100GBが4,950円の新プランも登場予定!先行予約受付中
ahamo(アハモ)はdocomoのオンライン限定格安プランです。
料金プランは20GB・国内通話5分無料で2,970円の一つなので、「あれを付けたりこれを引いたりと考えるのが面倒」という方にはうれしいシンプルさです。
iPhone13が購入できますので、格安SIMへの乗り換えと同時に最新機種の購入もできますよ。
月額(税込) | 20GB 2,970円
このプランのみ |
かけ放題プラン | 1,100円 |
使用回線 | docomo |
回線速度 | 月間利用可能データ容量を超過した場合
送受信最大1Mbps |
実店舗の有無 | なし |
おすすめ11.LINEアプリのギガ消費0!LINEMO(ラインモ)
LINMOの特長
- LINEアプリのトーク、音声通話・ビデオ通話のデータ消費0「LINEギガフリー」
- Softbankの回線だからエリアも広く通信も安定!5G通信にも対応
- データ量超過後の速度制限中でも1Mbpsでストレスなし(20GBプランの場合)
LINEMO(ラインモ)はSoftbankのオンライン専用新料金ブランドです。
特長はその名の通りLINEをデータ消費0で使えるところ。生活に欠かせない通話アプリの利用がストレスなくできるのは大きなメリットですよね。
また、ミニプラン(3GB:990円/月)を他社からの乗り換えで契約すると、最大8ヶ月間990円相当のPayPayポイントが付与されるキャンペーンも実施中!
実質無料で約半年間ミニプランが利用できますので、乗り換えや新規契約を考えいている方にオススメです。
月額(税込) | 3GB 990円 20GB 2,728円 |
かけ放題プラン | 通話準定額 550円 通話定額 1,650円 |
使用回線 | SoftBank |
回線速度 | 非公開
データ量超過後 300kbps(3GBプラン) 1Mbps(20GBプラン) |
実店舗の有無 | なし |
番外編.購入できるiPhoneの種類が多い!楽天モバイル
楽天モバイルは楽天が持っている通信設備を使用し楽天回線を提供しているため、docomo、au、ソフトバンクに続く第4のキャリアです。
人気の理由はなんといっても料金の安さで、楽天回線エリアであればどれだけつかっても3,278円です。
「毎月のギガ不足でストレスを感じたくない!」という方にとっては、データ無制限は他社にはないお得なプランです。
格安SIMサービスとは少し違いますが、知名度の高さ・料金の安さから見ても検討の対象にすべきサービスといえるでしょう。
月額(税込) | 1,078円 |
かけ放題プラン | Rakuten Linkアプリ 0円 10分通話かけ放題 1,100円 国際通話かけ放題 980円(不課税) |
使用回線 | 現在の受付は
楽天回線のみ |
回線速度 | 詳細な公表なし
楽天回線エリア外は使い放題で最大1Mbps |
実店舗の有無 | 有り
(47都道府県すべて) |
利用者数ランキング!iPhoneが使えるおすすめ格安SIM
iPhoneは多くの格安SIMで利用することができます。
まずは当サイト(となりのいろは)が行った格安SIM・格安SIMプランを利用している方722名への調査で判明した、利用者ランキングを見ていきましょう。
ランキング | 割合 | サービス |
---|---|---|
1位 | 21.6% | |
2位 | 16.1% | |
3位 | 15.7% | |
4位 | 11.8% | |
5位 | 6% |
iPhoneを格安SIMで使う前に!チェックしておくこと4つ
格安SIMにすることで、いままで当たり前にできていたことや利用していた機能が使えなくなることもあります。
どのキャリアにするのかを決める前に、iPhoneで格安SIMを利用するときの注意点を把握しておきましょう。
- チェック1.SIMロックは自分で解除する
- チェック2.サポートはオンライン対応がメインになる
- チェック3.格安SIMを使えないiPhoneもある
- チェック4.格安SIMと端末の相性を確認しておく必要がある
チェック1.SIMロックは自分で解除する
格安SIMを利用するとなると「自分でSIMロックを解除しなければいけない」と聞いたことがあるはずです。
大手キャリア、docomo・au・Softbankで契約したiPhoneには、その会社の回線でしか利用できないようにSIMロックがかかっています。
格安SIMを利用するのであれば、このロックを解除する必要があります。
解除するにはWebやショップでの手続き(無料)が必要ですので、格安SIMにすると決めた時点でSIMロックを解除しておくといいでしょう。
ただしもとからロックがかかっていないiPhoneなど解除する必要のない場合もあるので、後半で紹介する「iPhoneで格安SIMに乗り換える方法6STEP」の項目をチェックしてください。
チェック2.サポートはオンライン対応がメインになる
格安SIMを提供する会社は実店舗をもっていないことが多く、申し込みや手続きもすべてオンライン上で行います。
購入後に何かトラブルがあった場合も店舗で対面で相談することはできず、オンラインチャットか電話などで相談することになります。
しかしUQモバイルやワイモバイルのように実店舗がある場合もありますので、対面でのサポートを希望する場合は格安SIMを選ぶ基準にしてみましょう。
チェック3.格安SIMを使えないiPhoneもある
格安SIMへの移行を考えたとき、
- 自分の使っているiPhoneが格安SIMに対応しているのか
- 最新のiPhoneが格安SIMで使えるのか
このようなことが心配になる方が多いのではないでしょうか。
結論格安SIMを提供する会社によっては、最新のiPhoneや逆に方の古いiPhoneに対応していない場合があります。
格安SIMのサイトホームページで対応しているiPhoneが調べられますので、今持っているiPhoneをそのまま利用したい場合はチェックしておきましょう。
チェック4.格安SIMと端末の相性を確認しておく必要がある
格安SIMとiPhoneの機種によって「相性」があり、相性が悪いと使えない機能や上手く通信ができない場合があります。
相性の良し悪しは、端末の種類をはじめもともとどこのキャリアと契約していたか(どこの回線を利用していたのか)なども関係してきます。
相性を確認するには各サイトに掲載されている動作確認状況で調べられます。例として、UQモバイルのiPhone12の動作確認表をみてみましょう。
(画像出典:UQモバイル)
すべて「〇」となっていますが、これはUQモバイルが実際に端末で動作確認をした結果です。
使用したいiPhoneがその格安SIMと相性がよいのかを事前に確認しておきましょう。
iPhoneで格安SIMを利用するデメリット5つ
「格安SIMに変えてあの機能が使えなくなった!」と後悔しないためには、デメリットを知っておくことが需要です。
「この機能なくても問題ないかも」「この操作は自分でもできる」と思えるかどうかをしっかりチェックしおきましょう。
- デメリット1.自分で設定しなければいけないものが多い
- デメリット2.5Gが使えない格安SIMが多い
- デメリット3.購入できるiPhoneのモデルが限られている
- デメリット4.大手キャリアでできていたことができなくなる
- デメリット5.支払い方法がクレジットカードの場合が多い
デメリット1.自分で設定しなければいけないものが多い
多くの場合、大手キャリアで契約する際は窓口に行きます。
対面での手続きを終えればすぐにiPhoneが使えるようになっており、別で自分で設定したりすることは少ないでしょう。
しかし確認事項でも紹介したように、多くの格安SIMサービスは実店舗を持っていないためネットでの手続きが主になります。
そのため契約時点でも自分で行わなければいけないことが多いのです。
後半の「iPhoneで格安SIMに乗り換える方法」で何をすべきか手順を紹介するので、チェックしてください。
デメリット2.5Gが使えない格安SIMもある
現時点で「5G(第5世代移動通信システム)」に対応していない格安SIMやプランに加入することで5Gが使えるようになる格安SIMが存在しますので、5Gが使いたい場合は注意しましょう。
5Gで通信するには、iPhoneで5G通信が利用できるiPhone13モデルまたはiPhone12モデルで、5G対応の格安SIMに乗り換えなければいけません。
5Gが利用できる格安SIM
- ワイモバイル(Y!mobile)
- UQモバイル(5Gプラン有り)
- ahamo
- LINEMO など
以上で紹介した格安SIMも5Gが使えるエリアは限られるケースも多いため、自分の生活圏内で5Gが利用できるのかサイトでチェックしておくと安心です。
5G回線は利用できるエリアも限られており現時点では重きをおくポイントではないかもしれませんが、今後利用エリアも拡大していくため気を付けておきましょう。
デメリット3.購入できるiPhoneのモデルが限られている
格安SIMに契約する際に端末もセットで購入することができる場合もありますが、購入できるiPhoneの機種は限られています。
そのため「使いたいiPhoneが購入できない!」というケースも多いでしょう。
最新モデルの場合は購入できないことも多く、大手キャリア3社以外で最新のiPhone13が購入できるのは楽天モバイルとahamo、IIjmioです。(※2022年8月時点)
使いたいモデルが決まっているのであれば、販売している大手キャリアやApple Store、中古販売などで端末のみ購入するといいでしょう。
デメリット4.大手キャリアでできていたことができなくなる
iPhoneに限ったことではなく全ての機種にいえることですが、大手キャリアでできていたことが格安SIMに乗り換えることでできなくなる可能性があります。
たとえば以下のような機能、サービスは利用できなくなります。
- キャリアメール(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jpのメールアドレス)
- LINEのID検索(年齢認証ができないため)
- テザリング
しかしキャリアメールでなくてもフリーアドレスで事足りる方も多いでしょうし、LINEの年齢認証も格安SIMに乗り換える前にしておけば問題ありません。
またテザリングはほぼできるようになっているため、上記のことができなくても対応さえしておけば問題ないといえるでしょう。
デメリット5.支払い方法がクレジットカードの場合が多い
月額料金の支払い方について、大手キャリアは口座振替や請求書支払いなどにも対応していますが、多くの格安SIMはクレジットカード支払いにしか対応していません。
そのためクレジットカードを持っていない場合、利用できない格安SIMも多いです。
ただUQモバイルのような実店舗を持つサービスの場合、店舗での受付に限っては口座振替も可能というケースなどもあります。
iPhoneで格安SIMを利用するメリット3つ
もちろん格安SIMにするメリットも多くあります。
通信料を節約できるのはもちろん、個人にぴったり合ったプランを選べるのも魅力です。
- メリット1.なんといっても料金が安い
- メリット2.料金形態がシンプルで分かりやすい
- メリット3.Apple StoreでiPhoneが購入できる
メリット1.なんといっても料金が安い!
格安SIMの魅力はなんといっても料金の安さです。
「スマホの料金を安くしたいから格安SIMを検討している」という人も多いでしょう。
以下の比較表でもわかるように、同じ3GBでも大手キャリアと格安SIMで2,000~3,000円程度の料金差があります。
(※比較表は横にスワイプできます)
- 大手キャリア
1㎇ | 3㎇ | 5㎇ | 7㎇ | 無制限 | |
---|---|---|---|---|---|
3,465円 | 4,565円 | 5,665円 | 6,765円 | 7,315円 |
|
2,178円 | 3,278円 | 4,928円 | 7,238円 |
||
3,278円 | 4,378円 | 5,478円 | - | 7,238円 |
- 格安SIM
1㎇ | 3㎇ | 5~10㎇ | 10~20㎇ | 20㎇以上 | |
---|---|---|---|---|---|
- | 1,628円 | - | 2,728円 | 3,828円 |
|
770円 | 990円 | 1,320円 | 1,760円 | - |
|
- | 2,178円 | - | 3,278円 | 4,158円 |
|
1,298円 | - | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
|
- | 980円 | 1,518円 | 1,991円 | 2,728円 |
格安SIMがなぜこんなにも安いのか、その理由は以下の2つが大きく関係しています。
- 大手キャリアの設備を借りている
→設備の設営費・保守費の管理費、開発費などが必要ない - オンライン販売が中心
→実店舗を設けていないためテナント費・人件費などが必要ない
価格がお手頃な分、利用できる機種に制限があったり支払い方法が限られていたりと、大手キャリアとくらべると不便と感じるポイントはあって当然といえるでしょう。
メリット2.料金形態がシンプルで分かりやすい
大手キャリアでは、プランのほかにオプションや割引などが数多く存在します。
窓口で「お得になるから」と言われてオプションをつけたものの、本当に得しているのかわかり辛いと感じる方も多いでしょう。
格安SIMの場合は提供しているプランが少なくシンプルで分かりやすいことが多いです。
たとえばdocomoのオンライン限定の格安プランであるahamoは、なんとプランが1つだけ。オプションもシンプルで通話を5分以上したい人は1,100円で通話し放題になります。
そのほかは契約を超えた分だけ加算されるなど、月額料金が把握しやすいのも魅力です。
メリット3.Apple StoreでiPhoneが購入できる
格安SIMでは、iPhoneの端末だけをApple Storeで購入することが可能です。
Apple Storeで買える最大のメリットは、大手キャリアでiPhoneを購入するより安く手に入る点です。
- 128GBの比較
iPhone13 | iPhone13 pro | |
---|---|---|
Apple Store | 98,800円 | 122,800円 |
docomo | 111,672円 | 142,560円 |
au | 115,020円 | 143,040円 |
Softbank | 115,920円 | 144,000円 |
Apple Storeで購入した端末はどのキャリア・格安SIMでも利用できるSIMフリーですので、SIMロックの解除の必要もありません。
格安SIMを利用すれば、大手キャリアよりも安くiPhoneを手に入れることもできるのです。
iPhoneが使える格安SIMの選び方
「自分に合った格安SIMはどれ?」「何を基準に比較していけばいいの?」
数多くある格安SIMのなかから一つを選ぶのは大変なことです。
実際ここまで記事を読んできて「ちょっと面倒かも」と思っている方もいるのでは?
乗り換えれば料金は必ず安くなるので、もう少しだけがんばりましょう!
ここではあなたにぴったりの格安SIMを見つけるために、格安SIM選びの基準を紹介していきます。
あなたがiPhoneを使用するときに重きを置いているポイントはどこなのかを意識しながらチェックしていきましょう。
選び方1.データ容量で選ぶ
いまあなたは月いくらデータを利用しているでしょうか?まずはその通信量を基準にしましょう。
把握していない方は、マイページからデータ通信量がわかりますので以下のリンクよりチェックしてみてください。
自分が毎月利用しているギガ数がわかれば、契約すべきプランもわかるはずです。
同じデータ容量のプランでも格安SIMによって値段が違いますので、そこも比較のポイントになります。
以下は参考までに、格安SIM会社の3㎇の場合のプラン料金の比較をみてみましょう。
選び方2.通話が必要かどうかで選ぶ
LINEなどの無料通話アプリを利用する人が増えてきており、格安SIMのプランはデータ通信に重きを置いている場合が多いといえます。
中にはデータ通信しかできない、通話機能がない格安SIMもあります。
格安SIMの種類
- 音声通話SIM
090などの番号を持つことができ、SMSも利用できる - データ通信SIM
データ通信しかつかえない
災害などの緊急時を考えると通話機能はつけておいた方が無難ですし、通話5分以内は無料など最低限の通話プランもあります。
仕事などで電話をする場面が多い人は、通常のプランに通話し放題のオプションをつけるといいでしょう。
選び方3.格安SIMの回線の種類で選ぶ
住んでいる地域にもよりますが、地方では「〇〇社の回線は入りやすいが□□社は入り辛い」といったケースがあります。
もしあなたのお住まいの地域でその差を感じるのであれば、電波の入りやすい会社の回線を使用できる格安SIMを選ぶべきと言えます。
- docomo回線
OCNモバイルONE、ahamo - au回線
UQモバイル、povo2.0 - Softbank回線
ワイモバイル(Y!mobile) - 複数の回線が選べる
BIGLOBEモバイル、IIJmio、QTモバイル
2社・3社の回線から選べる格安SIMも多くなっています。
基本的にいま利用しているキャリアの回線で不便を感じないのであれば、いまの回線と合わせるのが無難でしょう。
選び方4.もっとお得に乗り換えたいならキャンペーンで選ぶ
大手キャリアにくらべれば十分にやすい格安SIMの料金ですが、格安SIM内で比較するとそこまで料金の差は無いといえます。
そんななかでももっとお得に乗り換えたいのであれば、キャンペーンに注目してみるのがおすすめです。
キャンペーンの例
- ポイントや現金、ギフトカードなど還元キャンペーン
- 事務手数料など手数料系が無料キャンペーン
- 月額料金〇ヶ月無料
- (端末セット購入の場合)端末代〇%オフ など
現時点で利用できるキャンペーンで比較してみるのも、格安SIMへお得に乗り換えるために知っておきたい選び方でしょう。
iPhoneで格安SIMに乗り換える方法6STEP
iPhoneで格安SIMを利用する手順を説明していきます。
大変な作業かもと心配になる方もいるかもしれませんが、ひとつひとつはシンプルで分かりやすいものです。
ただ格安SIMの会社によって方法・手順が違うため、詳しくは契約したい格安SIMのサイトをチェックしてくださいね。
- 格安SIMで使うiPhoneを準備する
- (電話番号を変えない場合)MNP予約番号を取得する
- 格安SIMに申し込む
- iPhoneに契約したSIMカードを入れる
- 切り替え(開通)手続きをする
- APNを設定する
STEP1.格安SIMで使うiPhoneを準備する
格安SIMを利用するには、SIMロックのかかっていないiPhoneを準備する必要があります。
iPhoneを新しく購入するのか、持っている端末をそのまま使うのか、今使っている回線と格安SIMの回線はなにか、などでSIMロックの解除が必要あるかないかが変わってきます。
いま使用しているiPhoneをそのまま使う場合
大手キャリアと契約しているいまのiPhoneを格安SIMで使用するには、SIMロックを解除する必要があります。
ただし、いまと同じ回線を格安SIMでも利用する場合はロックを解除する必要はありません。
SIMロックの解除はいま契約している大手キャリアのサイトから、または店舗で手続きを行い解除します。
乗り換え先がどの回線なのか、SIMロックの必要はあるのかを確認しておきましょう。
格安SIMへの乗り換えと同時にiPhoneも購入する場合
iPhoneを新しく購入する場合、以下のようなケースが考えられます。
- 格安SIMを契約する会社で端末も購入する場合
→SIMフリー端末のため解除の必要ナシ - Apple Storeで購入する場合
→SIMフリー端末のため解除の必要ナシ - 中古で購入する場合
→購入時にSIMロックがかかっているかどうか確認の必要アリ
格安SIMを契約する会社で端末も購入する場合は購入できる端末に限りはありますが、SIMロックの解除も必要なく手間がかからないためオススメの方法です。
またApple Storeもメリットで紹介した通り端末のみの購入であれば安くなりますが、格安SIMが対応しているiPhoneかきちんと確認したうえで購入しましょう。
中古で購入の場合は、購入前にSIMロックの解除ができているかの確認が必須です。
解除されていない場合ロックされているキャリアの回線でしか使用できなくなるので注意しましょう。
STEP2.(電話番号を変えない場合)MNP予約番号を取得する
利用している電話番号を格安SIMに乗り換えても利用し続けたい場合は、MNPの予約番号が必要になります。
MNPとはモバイルナンバーポータビリティの略で、この制度を使うことで電話番号そのままで格安SIMに乗り換えることができます。
こちらもSIMロックの解除同様、いま契約している大手キャリアで手続きをし予約番号を取得します。
MNP予約番号取得専用ページ
Webのほかや電話・ショップで無料で手続きできます。
予約番号には有効期限があり、取得した日をふくめて15日間を過ぎると再取得の必要がでてきますので注意しましょう。
STEP3.格安SIMに申し込む
SIMロックの解除、MNPの番号取得ができたら格安SIMを契約しましょう。
契約はWeb上で完結しますので、24時間自分の良いタイミングで行えます。
手続き方法や入力内容は各会社によって違いますが、案内の通り行えば問題ありません。
手元に以下の書類を用意しておきましょう
- 本人確認書類(画像データのアップロードが必要)
- 支払いのためのクレジットカード
MNP予約番号もこの申込時に使用することになります。
STEP4.iPhoneに契約したSIMカードを入れる
契約後SIMカード(端末を購入した際は端末も一緒に)が送られてきます。
会社や契約の内容によって違いますが、おおむね契約後1週間程度で手元に到着すると考えておけばいいでしょう。
到着したSIMカードを使用したい端末に差し込みます。
(お手持ちのiPhoneを使用する場合はもともと入っていた大手キャリアのSIMカードはとり出してください。)
SIMカードを差し込む際はかならず電源をオフにしておきましょう。
STEP5.切り替え(開通)手続きをする
次に格安SIMを利用開始するために回線の切り替え(開通)作業を行います。
格安SIMの会社ごとに作業の手順は違いますので、同封されている書類や各サイトのHPで手順を確認しましょう。
また作業を行う時間帯を指定されていたり期限が設けられていることもあるので、注意が必要です。
STEP6.(必要な場合は)APNを設定する
APN(Access Point Name:アクセスポイント)を設定することでインターネットへ接続できますが、基本的にiPhoneはiOSを最新(15.0以上)にしておけばAPN設定は不要です。
少し前のシリーズやOSを最新の状態にしたくないなどは設定しましょう。
設定するにはWi-Fiに接続する必要があるので、Wi-Fi環境のある場所でおこなってください。
Wi-Fiに接続後Safariを起動、格安SIMの会社ごとにAPN構成プロファイルのダウンロードページがありますのでアクセス・ダウンロードを行いましょう。
インストールが完了すればインターネットに接続できます。
詳しい方法は会社や回線の種類によって違いますので、こちらも各サイトより確認してください。
iPhoneで格安SIMを利用する際の注意点3つ
最後にiPhoneで格安SIMを利用するときの注意点をお伝えしていきます。
手続きをスムーズに進めるためにチェックしておきましょう。
- 注意点1.SIMカードのサイズに注意
- 注意点2.MNP予約番号を取得したら早めに申し込みを!
- 注意点3.アップルウォッチのセルラーモデルは使えない
注意点1.SIMカードのサイズに注意
SIMカードにもサイズがあり、サイズが違うと端末に差し込めません。
SIMカードのサイズ3種類
- 標準SIM
- microSIM
- nanoSIM
大きさの順でいくと標準SIMが一番大きく、つぎにmicroSIM、一番小さいのがnanoSIMで、現在の主流サイズはnanoSIMです。
iPhoneの各モデルに対応しているSIMカードのサイズは以下の通りです。
標準SIMカード | iPhone 3GS iPhone 3G iPhone |
microSIMカード | iPhone 4s iPhone 4 |
nanoSIMカード | Phone 12、iPhone 12 mini、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max iPhone SE (第 2 世代) iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max iPhone XS、iPhone XS Max iPhone XR iPhone X iPhone 8、iPhone 8 Plus iPhone 7、iPhone 7 Plus iPhone 6s、iPhone 6s Plus iPhone 6、iPhone 6 Plus iPhone SE (第 1 世代) iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5 |
少し古いiPhoneの場合は、注意が必要です。
注意点2.MNP予約番号を取得したら早めに申し込みを!
申し込む前にMNPの予約番号を取得すると説明しましたが、番号を取得したらなるべく早めに申し込みを済ませましょう。
なぜならMNP予約番号には有効期限は取得した日をふくめて15日間あるものの、多くの格安SIMの会社では「申込時に有効期限が10日以上残っている番号でなければいけない」と制限を設けているからです。
実質取得した日を含めて5日以内に申込しなければ、その予約番号は使えなくなってしまいます。
MNPの予約番号を受け取ったらなるべく早めに申し込みしましょう。
注意点3.アップルウォッチのセルラーモデルは使えない
iPhoneをお使いの方にはアップルウォッチを利用している方も多いのではないでしょうか?
アップルウォッチには2種類あります。
- 単独では通信機能を持たないGPSモデル
- 単独で電話をしたりデータ通信ができるセルラーモデル
このセルラーモデルは格安SIMにすると利用できなくなります。
なぜならセルラーモデルは大手キャリアのLTE回線を使用して通信しているからです。
格安SIMにするとGPSモデル同等の機能しか使えなくなり、セルラーモデルの単得で通信可能な点に魅力を感じていた人は不満を抱くでしょう。
セルラーモデルを使い続けるには大手キャリアで契約するしかないと覚えておきましょう。
iPhoneと格安SIMに関するQ&A
格安SIMに関するよくある疑問をみていきましょう。
Q1.iPhoneの端末代の支払いが残っている。乗り換えできる?
乗り換えることは可能ですが、もちろん端末代は支払い続ける必要があります。
支払い方法はいままでどおり分割にもできますし、シンプルにしたいのであれば一括で支払ってしまうこともできます。
ただし解約すると契約時の特典やキャンペーンの割引適用が終了してしまうので、いま支払っている額よりも増える可能性があることを心得ておきましょう。
参考:docomo公式サイト ご注意事項「分割支払金について」
Q2. 中古のiPhoneを使うときの注意点は?
お得にiPhoneを手に入れる方法に中古品を買うという手があります。
一度人の手に渡ったiPhoneですので、購入するにはいくつか注意が必要です。
中古iPhoneを利用する注意点
- 赤ロム(盗品、端末代未払いなどで利用できなくなった端末)ではないか
- アクティベーションロック(iPhoneの盗難防止用のロックで、appleIDとパスワードがなければ解除できない)がかかっていないか
- SIMフリーの端末か など
SIMロックの解除は記事内で説明した通り、アクティベーションロックも出品者からappleIDとパスワードを教えてもらえれば利用できますが、赤ロムはキャリアが制限をかけているものでユーザーは解除できません。
赤ロムかどうかは出品者からIMEI(製造番号)を教えてもらい、販売元(docomoやauなど)のサイトで参照することでチェックできますが、購入前に避けることは不可能でしょう。
安心して中古iPhoneを購入したいのであれば、赤ロム保証(赤ロムだった場合交換や返品が可能)のあるお店で購入するのがおすすめです。
Q3.格安SIMを比較する際よくみかけるMVNOって?
格安SIMを比較検討している際に、MVNOというキーワードを目にする機会が多くあると思います。
MVNOとはMobile Virtual Network Operatorの略で、他社から回線や通信インフラを借りてサービスを提供している、いわゆる格安SIMを提供する会社を指します。
反対に自社で通信インフラを持ちMVNOに貸し出している側をMNOといい、大手キャリアdocomo・au・Softbank、そのほか楽天モバイルがMNOに分類されます。
詳しい解説は「【プロ厳選】おすすめ格安SIM10選を徹底比較!後悔しない選び方」でも紹介していますので、参考にしてください。
まとめ
- 格安SIMの場合、使えるiPhoneのモデルが制限されることが多い
- iPhoneで使える格安SIMを選ぶ場合は、なにを重視したいかを考える
- 手続き、申し込み方法は各社で違うため注意!